(読者より)
「肩甲骨の下を真っ直ぐ後ろに引かれる」とはピストルを突きつけられて「手を上げろ」といわれて肘を直角に曲げて両手を上げ耳の後ろへ手の平を後ろへひいた状態 肩甲骨が背骨に水平にくっつく状態でしょうか?それとも肘を下に下げて肩甲骨の上を開いて下を閉じるような状態でしょうか?
肩甲骨をどのように使うのが正しいのか?
良くわからなくてネットでも探しているのですが良くわかりません。
seonpapaさんはどの様な状態をさしているのでしょうか?
細かい事でうまく説明できないのがもどかしいのですが御賢察頂ければ幸いです
(私より)
こんにちは。
返信遅くなり申し訳ありません。
やっと時間が取れました。
そして、コメントありがとうございました。
いや~ちょっとビックリでした。
ゴルフスイングにおいて「肩甲骨」のことをネットで探されている方がいるんですね。
肩甲骨については、私達のように仕事柄(指圧師等)で調べることはあっても、なかなかゴルフスイングで調べられることは無いと思っていました。
私自身も、この肩甲骨を意識したのが、それこそ、昨年の初夏頃でしたので、それを検索されているというのは、相当、研究熱心な方なのでしょうね(笑顔)
さて、ご質問の件についてですが、貴殿の言われんとしていることを貴殿の文言だけでイメージしてみましたが、私のイメージする「左肩甲骨の下(下角)を真後ろに引かれるように」とは少し違うのかなと感じました。
私のイメージする「左肩甲骨の下(下角)を真後ろに引かれるように」については、もっと単純であり、そんなに難しいことではないと思っています。
と言いますのは、私が言いたい肩甲骨については、バックスイングしたトップでの状態(身体(胸面)は飛球線後方を向いている状態)からダウンスイングに移行する際の意識事項と言いますか、意識して、そこを一番初めに始動させる箇所なのです。
ただ、始動する箇所と言いますと、そこだけが単体で始動するみたいな感じに思えてしまいますが、そうではなく、その箇所(左肩甲骨の下角)をどのようにするのかという感じなのです。
左肩甲骨の下角を締めるとか緩めるとかではなく、この左右の肩甲骨の下(下角)は上半身の中間辺り(脊椎で言えば、第七胸椎:胸椎は第一胸椎から第十二胸椎まであります。)になりますので、上半身をレベルに回転させるには一番良い意識する箇所なのです。
尚、私がこれを意識し始めたのは、桑田プロの言われる「背中・足」をどのようにして行うのかをイメージしていた時に、軸(背骨)をブラさずに、上半身をレベルに回転する私なりのイメージとして意識しました。
と言いますのは、私は若い頃から武道をやってきましたが、正拳突きとはちょっと違うのですが、どちらかと言えばボクシングのストレートを打つような感じなのですが、右ストレートを打つには、体幹の捻転がパンチ力に繋がるように、体幹自身の固定と軸(背骨)をどのように維持しながら回転するかによって、その力が違ってくると思っていましたので、それをゴルフスイングに当て嵌めた場合、やはり同じようにゴルフスイングに於いても軸(背骨)の維持は絶対条件であって、そして、どうすれば、軸(背骨)を維持しながら最大限のパワーを発揮できる回転が出来るのかを考えました。
今までは、単に左肩を真後ろに引くようなイメージでスイングすることが多かったのですが、「左肩を真後ろに引くように」というと、どうしても、軸(背骨)を維持しながら回転するのが難しかったのです。
あまりにもアバウト過ぎると言いますか、部位の特定がなされていないので、左肩の何処?をイメージして真後ろに引くのか、それがアバウト過ぎて色々な動作(右肩が下がる)が表れてしまう感じでした。
これが今まででした。
そして、左肩甲骨の下角を意識することでかなり違ってきたのです。
左肩の上部(上腕の付け根の上)を意識して左後方回転するイメージと、左肩甲骨の下角をイメージして左後方回転するのでは、全く違うイメージですし、とにかく、結果が違ったのです。
左肩の上部を(腕の付け根の上)意識して左後方回転した時には、どうしても軸(背骨)が曲がって(平仮名のくの字ように)右肩が下がってしまうことが多々ありましたが、左肩甲骨下角をイメージして左後方回転する場合は、それが少なくなったのです。(まあ、それでも悪癖が出ることも多々ありますが・・・・)
なので、同じ左サイドを意識して左後方回転するのですが、ちょっとした意識する箇所の違いで結果が違ったということなのです。
尚、貴殿のご質問の「左肩甲骨をどのように使うのが正しいのか」に関してですが、どのように使うかに関しては、先ず肩甲骨がどのような物なのかを知らないといけませんが、私は仕事柄(セラピスト養成)、講師として生徒さん達にお伝えする際は、「左右の肩甲骨は天使の羽と言われていて、背中側の肋骨の上をスライドしながら、腕との関節(肩関節)の位置を多方面(上下左右)に移動させて上肢を色々な方向へと滑らかにさせる動きができるのです。」と伝えています。
そのような動きをさせる肩甲骨なので、この肩甲骨の位置(置き場とでも言いましょうか)が、きちんと軸(背骨)を挟んで左右平行になってインパクトを迎えることが出来ませんと、最大限のパワーを伝えることができなくなるのだと思っています。
俗にいう「左脇が甘い」ですね。
なので、トップ(身体(胸面)が飛球線後方を向いている状態)からの動作としては、軸(背骨)を全く動かさず(特に左右にブレない:飛球線後方から飛球線前方へ)トップの状態の時に納まっている左肩甲骨の下角をそのまま真後ろに引く感覚なのです。
これが出来れば、トップの際に右上部にある手元(グリップ)は、その位置に置いたままにしておき(勿論、身体と繋がっていますので個別で置いたままには出来ませんが。)、軸(背骨)を保ちながら左肩甲骨の下角を真後ろに引ければ、左脇の閉まりは凄くなりますし、トップにある手元(グリップ)は自分で下ろさなくても、左肩が左後方回転されて、それに連動して勝手に引かれてきますので、ヘッドが遅れて来るのです。
このタイミングと言いましょうか、この「間」が大切なのですね。
ちょっとイメージしてみて下さい。
イメージでなくても、例えば、トップの状態を模擬的にして、左手で何処かの箇所(鉄棒でも何でも良いです。)に摑まった状態から、軸(背骨)をイメージして、その軸(背骨)がズレることなく、軸(背骨)を中心に左肩甲骨の下角を真後ろに引くことをしてみて下さい。
すれば、物凄い感じで左脇が閉まりませんか。
左脇というより、左腕と左胸の間の締まりがきつくなりませんか。
ただ単に身体が右(飛球線後方)から左(飛球線前方)に身体移動するような動きと比べたら、手元(グリップ)を引き付けるパワーが凄いと感じませんか。
その動作が軸(背骨)を保ったままの最大限のパワーを生み出すのだと思います。
そして、その最大限のパワーを生み出す動作に左腕の外旋動作を足すことで、ダブルで凄いパワーを生み出すのです。
もう一度言います。
トップにある手元(グリップ)は、その位置に置いておきたくても左肩(左肩甲骨の下角)が左後方へ引かれることで、一緒に引かれてきますが、その動作を行う時に連動して、トップから直ぐに左腕の外旋動作を行うのです。
だから、左腕をスイングプレーンに沿って引くという動作ではないのです。
腕は振りません。
腕は上半身に引かれるような導かれるような感覚の中で遅れてきますが、その段階で左腕の外旋動作をするのです。
なので、トップからダウンスイング時に於いては身体移動はしません。
インパクト以降は勝手にして下さい。
歩こうが転ぼうが関係ないのです。
でもでも、身体移動をせずに、軸(背骨)を保ちながら上半身がレベルに回転することができれば、良いスイングになると思います。
フォローは自分で作るというより、勝手に自然になるのかなと思いますが、ただ、歳を取ったら身体が硬くなってきますので、無理はしません。
長くなりましたが、私が何故、「左肩甲骨の下角を真後ろに引くように」ということをお勧めしたいのか、何となくでも感じて頂けたら嬉しいです。
ではでは、お互い頑張りましょうね(笑顔)
「思うこと」
今、取り入れているのが、この記事にある「左肩甲骨の下角を真後ろに引くように」ですが、その為には、身体動作は控えめにした方が良いのです。
飛ばそうという意識を持ってスイングをされますと、それこそ、途端に軸(背骨)がブレてしまいます。
ブレてしまっては軸(背骨)を中心とした左後方回転が出来なくなってしまいます。
勿論、脚力があって、土台がしっかりとされている方なら良いのですが、そうでない方は、軸(背骨)がブレないように意識してスイングをされた方が良いですね。
歳を取れば取るほどです(笑顔)
ではでは、高齢者の皆さん、頑張りましょうね~
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