ご質問に対する回答

スイングに於ける左の肩甲骨について

(読者より)
コメント失礼します。
左腕の外旋を意識してスイングをするようにしてから、左の肩甲骨の下辺りに痛みが出るようになりました。
体が固いからでしょうか?

自分では何が原因か分かりません。
何かアドバイスを頂けると有難いです。



(私より)
こんばんは。
コメントありがとうございます。

はい、そうですね・・・・・

私は本業が指圧師(指圧&整体&カイロプラクティック)ですので、その仕事上の見解としてお話しますと、肩甲骨は背中側にある左右の骨(天使の羽)ですが、その働きとしては、体幹から肩甲骨に付着する筋肉(肩甲骨を固定したり前後左右に動かしたりする筋肉)や肩甲骨から腕に付着する筋肉(上腕を動かす筋肉)等、約20弱の筋肉の中継基地(起始、停止)みたいな為の骨なのです。

そして、その動きは肋骨面をスライドするようにしながら、腕との関節(肩関節)の位置を多方面に移動させることができるので、上肢を色々な方向へと滑らかにさせる動きができるのです。

そのような動きをさせる肩甲骨ではありますが、人によっては、背中(第一胸椎から第七胸椎までの間)にある一部の菱形筋や脊柱起立筋、また広範囲な広背筋や僧帽筋等に柔軟性がなく、肩甲骨の動きが悪いと、それこそ、貴殿の言われるような「スイングをすることで肩甲骨に痛みがでる」ということもあると思います。

 

特に、スイングに於ける左の肩甲骨は、左腕との関節上、軸(背骨)を伴った回転なら、まだ良いのですが、腕だけを振るようなスイングになってしまいますと、それこそ、肋骨上をスライドさせない肩甲骨(変なロックをさせてしまう)の動きになってしまいますので、下角(肩甲骨の下の角)辺りに痛みが出ることもあります。

 

尚、貴殿のスイングを実際に見た訳ではありませんので、いい加減なことは言えませんが、ゴルフスイングとして考えるのであれば、腕の力で振るというのではなく、第一段階として、先ずは「トップの位置から直ぐに左腕の外旋動作を行う」をやって欲しいのです。

これは、極論を言いますと、身体が棒立ち状態でもいいので身体(胸面)が飛球線後方を向いている時にトップの位置から直ぐに左腕の外旋動作を行うのです。

 

そして、インパクト時に右肩が飛球線ラインより前に出ないようにさえしていれば、それこそ、ストレートか軽いドロー系統の弾道にしかなりません。

そしてそして、そこからステップアップしたとしたら、第二段階として、この動画でご説明しているように、左肩甲骨の下(下角)を意識して左後方回転させるのです。

殆ど同時か、または、ほんの一瞬トップの位置から直ぐに左腕の外旋動作を行う方が早いかもしれませんが、軸(背骨)を前後左右にブレさせずに左肩甲骨の下(下角)を真後ろに引かれるようなイメージで左後方回転させるのです。

それをやっていれば、痛くなるようなことはなくなると思います。

そんな感じです。

ではでは、お互い頑張りましょうね(笑顔)

 

(他の方より)
横槍失礼致します。
私も同じ場所が痛くなったのですが、 原因は左肘を引いていた事でした。
もしかしたら左肘が引けていたりするのではないでしょうか?

 

(私より)
横やりありがとうございます。(笑顔)

皆さんも同じような経験があるのですね~
私の場合は違った箇所ですが、やはりスイング的に違ったことをやっていたのかもしれません。

そうそう、不思議なのですが、クウォーター理論を取り入れ始めてから、手のマメが無くなりました。
以前は、凄い出来たのですが、今は無いということは、手に負担が無いのかもしれませんね。

ではでは、また横やりして下さいね~(笑顔)

 

「追伸」
土日にコースに行かれた方や練習に没頭された方。
本格的に寒い季節になってきましたので、ボディメンテナンスについては、その都度、キチンとされた方が良いですよ~

今回は肩甲骨の痛みでしたが、私達のような年代になりますと多いのが「五十肩」です。

私もやりました。
YouTubeに動画を投稿している最中もそうでした。
左肩でしたので、まだ何とかスイングはできましたが、それこそ、フォローは全く取れないくらい酷い時もありました。

ゴルフ練習場で見ていてもも、そのように感じる方がおられますよね(笑)
見るからに痛そうにしてスイングされていますが、そのような時は、手首と肘を極端に折ってヘッドを上げていき、肩が痛くなる直前で肩の上げを止めたら、後は、軸(背骨)がブレないようにしながら、左肩甲骨の下(下角)を真後ろに引かれるようにすれば良いのです。

ヘッドをボールに当てようとか、ヘッドを下に降ろそうとか、そういったことは全く考えずに、単に上げたヘッドを下ろさずにスイングするという意識だけで良いのです。

それでも不思議なことに、きちんとヘッドは降りてきて、キチンとボールを捕まえますから。
嘘ではありませんよ~(笑顔)

ある意味、余計な腕の力が入りませんので、結構、良い弾道になったりもします。(大笑)

尚、以下は「五十肩」に関する事ですので、気になる方は見て下さいね~

「五十肩」
「凡、人五十才ばかりのとき、手腕、骨節痛むことあり。程すぐれば薬せずして癒ゆるものなり。俗にこれを五十腕とも五十肩ともいふ。また長命病といふ」
五十肩は別名フローズンショルダー(凍結肩)とも言い慢性的な痛みと運動制限を特徴としております。

原因は不明ですが人生の晩年に発症する事から老化が関与している事は間違いありません。
夜間の痛みで熟睡できない事が長期に渡るので不愉快な病気であります。

知人にこぼしてもいずれ自然に治るからと笑いとばされるぐらいですね。
肩関節に何が起きているのかと言いますと慢性的な炎症であります。
生産ラインに従事している方々が手関節に炎症を起こすのと同じ原因です。
治療としてはお灸が良いのですが、しかし肩関節を構成する筋肉の健が拘縮しているために運動制限はなかなか治りません。

そうそう、頑固な五十肩の場合骨盤の歪みが主たる原因治りが悪いと診ています。
ただ単に肩関節に炎症が起きているだけの問題ではないのです。


どのような事かと言いますと、骨盤の歪み背骨を歪ませ、その圧縮された力が片方の肩に凝縮されて筋肉に硬いコリを作っているのです。
ですから頑固な五十肩(慢性関節周囲炎)は肩だけが悪いのではないのです。
肩の炎症と背骨の狂いが合併していたケースもあるのです。

ヒトは小さな宇宙です。
痛みは身体の歪みの代表なのです。


そんなことですが、今回のご質問者の方のように、ちょっとしたイメージの違いにて身体への負担も違ってきますから、そういった意味でゴルフスイングに於きましても、このクウォーター理論は良いと思いますよ~(笑顔)

ではでは、お互い頑張りましょうね(笑顔)


初心者の方やなかなか100切りが出来ない方、そして高齢者の皆様へ

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機会がありましたら、是非、体験してみて下さいね(笑顔)

 


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