ご質問に対する回答

弓を引いた様に行うのです。

こんにちは。
私事ではありますが、無事に銀婚式を迎え、家内と二人で楽しい旅行に行ってまいりました。

そうそう、私の先輩(81歳)もそうですが、皆様の中には、もうすぐ金婚式を迎えられる方もおられるのではないかと思いますが、もし金婚式を迎えることができたなら、本当に素晴らしいことではないかと思います。

私が迎える時には85歳になっていますが、それまで元気で頑張らないといけませんね。
そんな訳で、皆様もどうぞお体を大切にして下さいませ(笑顔)

さて、それではいつものとおり、読者の方々からのご質問です。

(読者より)

初めまして。
ゴルフを始めて二ヵ月、35歳の初心者です。

初めて行った打ちっぱなしでとても親切な方と出会い、ベタ足で打つこととフェースを反すことをとりあえず意識しなさいとアドバイスをいただきました。

YouTubeでベタ足と検索、seonpapaさんの「ベタ足スイングは曲がらない。」に辿り着きました。
papaさんの動画と桑田さんのDVDを見て勉強中です。

偶に納得のいく打球が出ることがあります(笑)
この「偶に」が出るときの共通点ですが、アドレスからトップまでがスムーズに行き、弓を引いた様に力がたまったときだと感じています。

現状トップへの上げ方が自分の中で定まりません。
ネットで沢山の理論に出会い迷走中です。

papaさんはアドレスからトップまでに関してどの様な意識をお持ちでしょうか。
ご教授いただけると幸いです。

「アドレスで作った前傾姿勢(背骨)を崩さず、バックスイングでは、背骨を動かさずに右肩を右後方に引き・・・」との記述をみつけました。

このことだけを意識されているのでしょうか。

(私より)
初めまして、こんにちは。
コメントありがとうございます。

そうですか~ ゴルフを始めて2ヶ月なんですね~

先ずはおめでとうございます。
趣味にも色々とありますが、ゴルフは長きに渡り出来ますし、コミュニケーションを図る意味では、本当に良いですよ。

今の時代、若い方がゴルフをやられないとのことで寂しい思いをしておりましたが、本当に良かったです(笑顔)

そして、もっと良かったのが、まだ始めたばかりの頃に、桑田プロの理論に出会えたことだと思います。

今、ゴルフ理論には色々な理論があって、何が良いのかについては、私なんぞが言えませんが、私にとっては色々な理論を試しましたが、これが一番合っていました。
なので、取り敢えず取り入れてみて下さいね。

さて、ご質問に関してですが、その前に私からのアドバイスです。

もしも、私が今の貴方と同じ状況でしたら、パターとアプローチばかりの練習をします。

私がゴルフを始めたのは、丁度、貴方と同じ位の年齢だったと思います。

当時の先輩達からは、「とにかくアプローチ練習」そればかりを言われていましたが、聞き入れることも無く、「飛ばし命」的なことで、ティーショットの練習ばかりしていました。

なので、そこそこ良い弾道の時もありましたが、上がってみれば、50代の先輩達に大負け三昧でした。

なので、過去を悔やんでいる爺様からのアドバイスとして聞いて下さいね(笑顔)

ゴルフはある程度までは自己流でも行くでしょうが、そこからは、やはり理論に基づいた練習をしませんと先に進むことが難しいのかなと感じました。
(けして自己流がいけないとは思っておりません。自己流でも、理論が伴っていて、結果が良ければそれでOKですから)

そしてそして、先に記した通り、スコアを考えるなら「パターとアプローチ」が大切ですので、そればかりを練習するようにしたら良いと思います。

練習場に行って、アプローチばかりの練習はつまらないと思われるでしょうが、ある時を境に楽しくなってくる時が来ます。

その為には、練習場に行く際には、ピッチングだけ(他に持っていくとしてもサンド位)を持っていくのです。
全部のクラブを持っていきますと、どうしても、色々なクラブで打ってしまいます。

特にドライバーがあると無意識に手に取ってしまうことも多々あります(私の場合です。:大笑)
なので、ピッチングしかなければピッチングしか打ちませんが、そのピッチングで色々と試すのです。

クウォーター理論で言えば、S1、S2、S3をやるのです。

S1(下半身を動かさずに肩だけでストロークする小さなアプローチスイング)

S2(背中:脚というボディーターンスイング)

S3(左腕の外旋動作:アームローテーションをS2に足したフルショットスイング)

サンドウエッジでも良いのですが、ピッチングの方が面白いし、後々、役に立ちます。

尚、ピッチングでS1のアプローチを行う目安ですが、キャリーを1としたら、ランは2となりますので、そればかりを練習するのです。

本当に後で役に立ちますからね~

そうそう、私の動画でもピッチングだけで練習しているのがありますので、お時間がありましたら、今度、見て下さいね。

そんなことですが、ご質問の前にうるさいジジイからの小言でした(笑顔)




さて、ご質問の件ですが、今回の貴殿のコメントの中にとっても良い表現がありました。

それは、「弓を引いた様に」という表現です。

このような表現が出てくるということは、とっても良いイメージを持たれているということです。

私も先輩方と練習する際には、必ずアドバイスする内容です。

まさにでして、弓道の場合、弓を引く時は、左手で弓を持って右手で弦を引いて矢を放ちますが、弦を右手で引いてくる際は、ゆっくりと引きますよね。
急に引いて急に放ったりしませんし、急に引いてゆっくりと放つこともありません。

ゆっくりと引いてパッと放ちますが、バックスイングも同様にゆっくりが良いのです。

両足で地面を捉えて下半身を安定させて、軸となる背骨をブレさせずに右肩を真後ろに引くのです。
この動作を行うのには、その人なりのリズムがあるのでしょうが、私はゆっくりと行っているのです。

先輩方からは、「そう見えない」と言われることもありますが、私自身がゆっくりと行っているという意識があれば、軸(背骨)の維持ができるのです。

なので、絶対条件である軸(背骨)の維持を第一とするならば、先ずは、自分に合った「ゆっくりリズム」を掴んで下さい。
貴殿のコメントに有ったように、それがたまに出る時の共通点だと思います。

尚、私のイメージするバックスイングですが、以前も同様のご質問を頂いた時に回答させて頂きましたが、正直、バックスイングについては、あまり気にしていないのです。

気にしていないというのは、何だかとてもいい加減みたいですが、私がスイングで心掛けている項目の中では、中項目位な問題なのです。

最も大切にしている大項目がありまして、それが三つなのです。

  • 軸(背骨)の維持。(軸がブレてしまうくらいなら、飛ばなくてもいいので軸をブラさないスイングをする。)
  • ボールを見ない。(見れば当てに行ってしまうので、そうなると右肩が下がったり、右手で合わせに行ってしまったり、軸(背骨)の維持が出来なくなってしまう。)
  • トップの位置から直ぐに左腕の外旋動作を行う。

この三つが一番重要にしている大項目ですので、バックスイングについては、特に気にしていないのです。

ただ、そうは言っても、違和感のあるバックスイングをしてしまった時には、タイミングは計れなくなってしまいますので、何を注意しているかを改めて認識してみました。

先ず、アドレスで構えたら、軸(背骨)の維持は絶対条件ですので、土台となる下半身は安定させて、軸(背骨)を基に右肩を真後ろに、ゆっくり後方回転(なるべく90度)させますが、その時の両腕は左右で違う動作をしています。

身体(胸面)が飛球線後方を向き始めると共に、右脇腹にくっ付いていた右肘をたたみながら(左肘は伸ばしたまま)身体(胸面)が飛球線後方を向いた時(そんな感覚)に右脇腹から離れ始めた右肘を完全にたたむような感じで右肩の真上に上げるようなイメージです。

そして、その時の感覚としては、左腕を右腕だけで上げていくような感覚ですが、これは私だけのやり方かもしれませんので、何が良いのかは分かりません。

まあ、そんな感覚なのですが、バックスイングより、三つの大項目の方が私にとっては重要ですので、そればかりに意識が行っています。

長くなりましたが、そんな感じです。
では、どうぞして、パターとアプローチの練習をされて下さいね~

ではでは、お互い頑張りましょう(笑顔)

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(読者より)
seonpapaさん
打ちっぱなしに行くと、どうしても一番奥のネットにライナーで突きさしてみたいとか思ってしまいフルスイングばかりしてしまいます。

桑田さんの仰る通り、「打ちっぱなしてるだけ」で、練習になっていませんね(笑)

アドバイスありがとうございます。
パターとアプローチを中心とした練習を心掛けます。

動画で拝見するpapaさんのバックスイングは、クラブの種類に関わらず、同じ様に上がり、同じところで行き止まっている様に感じました。

そこを強く意識しなくても、それが出来るぐらいの練習量があってこそと推察します。

返信ありがとうございました。

ご丁寧な返信に恐縮しております。

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