ご質問に対する回答

「見えない糸」の距離が変わらなければ、軸(背骨)はブレません。

(読者より)
seonpapa様、こんにちは。
いつも動画を驚嘆とともに参考にさせて頂いております(弾道と音がエグイです)。

今年54歳、昔から非力だったのでPWで100ヤード弱の飛距離でも「こんなもんかな」と思っていましたが、根本的に間違っていたことを1か月前に購入した桑田プロのDVDが教えてくれました。

ボールを凝視し綺麗に当てにいくことばかり考えていたので弱弱しいスライス系の飛球ばかりでした。

まだちょっとしかマスターできていない前倒しですが、各クラブ15ヤードほど飛距離が伸び自分でもビックリしています。

この度どうしても教えて頂きたいことが生じメールしました。目線のやり場についてです。

ボールの後ろ4センチくらいを見てボールは視界に入っているだけぐらいが良いとのことですが、その場所にはクラブヘッドがあります。
結果的にアドレス時はクラブヘッドを凝視することになってしまいますが間違っていますか?
ヘッド始動後はヘッドのあった場所の芝を見るのですが、ピントがヘッドに合っていたので気持ちが悪いです。

特にドライバーで顕著です。
「ボール見るな」のコツがつかめません。
ドライバー、アイアンともにヘッドの後ろあたりの芝を漠然と見る感じですか?

ご助言をよろしくお願い申し上げます。

(私より)
こんばんは。
返信遅くなり申し訳ありません。

コメントありがとうございます。
また、いつも視聴して頂いて嬉しいです。

54歳ですか。
54歳と言いますと、ちょうど、私がYouTubeで色々なゴルフ動画を見始めた頃ですね。

その頃は、「ゆっくり振って270ヤード、リズムシンクロ打法」というデビッド・イシイプロのキャディを務めていた森本光洋プロの動画にハマっていました。

何故なら、私と同じように小柄な方ですが、小柄ながら、その飛距離に驚かされたからです。

何度も見ては、一生懸命練習していました。
練習場でも良い時は自分でも驚くほど良かったのですが、ただ、良い時と悪い時があって、どうしても安定的にはなりませんでした。

何故だろうと、また見ては、そのイメージを基に練習しました。
然しながら、その繰り返しでした。

そして思ったことは、私のようなド素人が、それも50代後半に掛かるような年代が、今更、ゴルフスイングの勉強をしても、変わるわけがないのではと・・・・・。

それでも今までよりは良い時があったので、もしかしたら変わるかなと思いながら、色々なプロの動画を見始めました。

そんな時に、随分、ぶっきら棒な発言をされるプロがいるなと思ったのが桑田プロでした。
見ていく内に、今まで習ってきた事と全く逆の事を言って、何だか適当な感じだけど大丈夫なの?と思いながら見ていました。

そして、幾つかの動画を見ていた時です。
「クラブを立てる」という表現があったのです。

若い男性に教えている動画ですが、その時の、トップから左腕を外旋(アームローテーション)させている場面を見て、本当に驚きました。

何に驚いたかと言いますと、外旋させていた位置なんです。
私がゴルフを始めたのは、それこそ、30代の頃からですが、今まで何十年として、そんなことを見たことも聞いたこともありませんでした。

勿論、アームローテーションやフェースローテーションという動作は知っていましたが、それは、スイングプレーンに沿ってスイングしてきて、インパクト前に行う動作だと信じ切っていました。

だから、その時に見た動画の場面は驚きとしか表現できないものでした。
そして、居ても立っても居られなくなって、直ぐに練習場に行きました。

しかし、初めの内は何だか変な感じでしたが、たまたま運が良かったのか、直ぐに何球か良い弾道の時があったのです。

そして驚いたのは、私はスライスになることが多かったのですが、その時は、スライスが殆ど無かったのです。

それからなんです。
この桑田プロの言う事を信じてみようと思いました。

そして、何度も同じ場面を見てはイメージを持って練習しました。
やっていく内に、初めは違って解釈していたことも、何となく理解していくことができました。

不思議でしたが、そうなってくると本当に楽しくなりました。
そして、何となくではありますが、初めてYouTubeにゴルフ動画を投稿しました。

自分なりの勝手な解釈かもしれませんが、第一弾の後には、さらに掴めてきたような感じになり、続いて投稿しました。
そして、初めてコメントを頂き、その繰り返しで今に至ります。

話が長くなりましたが、貴殿の言われる「根本的に間違っていた」ということは分かります。
私がそうであったように、まさになんですよね(笑顔)

尚、貴殿のスイングを見た訳ではありませんので、一概には言えませんが、ボールを見て当てに行くというスイングになりますと、どうしても、「フェースをボールに当てる」という意識が無意識に働いてしまい、右の手のひらで合わせにいくような感じにもなりますし、また、それが元で右肩が下がったり、飛球線ラインより前に出たりしてしまいます。

そうなりますと、軸(背骨)が平仮名の「くの字」のように曲がってしまって、手元が先行した本当の手打ちになってしまいます。

そうなれば、スライスはするし飛距離は出ませんし良いことがありません。
でも、それがいけないという事が分かれば、そして、このクウォーター理論をやり始めれば弾道が変わってくるということを実感できるのですね。

なので、どうぞして、引き続きクウォーター理論を練習してみて下さい。

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さてさて、ご質問の件ですが、先ず、ボールを見ずにスイングすることに関してですが、先に述べさせて頂いたように、ボールを意識してしまいますと、「当てに行く」という弊害が出やすくなります。

ただ、人によっては、それがいけないとは言い切れないのも事実です。
なので、これが全てではありませんが、私は見ないようにしています。

何故、見ないのかと言いますと、勿論、当てに行かないという理由と、後は、一番大切な軸(背骨)を崩させないことをする為に意識しています。

スイングに於いて、一番大切な事は軸(背骨)の維持だと思っています。
この軸(背骨)の維持さえ出来ていれば、それほど大怪我をしなくて済むと思っています。

それ程、軸(背骨)の維持が大切なのですが、この軸(背骨)の維持をさせる為にボールを見ないのです。

スイングは、ボールがある地面に対して作ったアドレスの軸(背骨)に対してスイングしますが、ボールの手前の地面(ボールの飛球線後方数センチ)をアドレス~バックスイング~トップ~ダウンスイング~インパクトまで見つめ続けることで、軸(背骨)を崩させない為の要素になるからです。

アドレス時に見つめた地面(ボールの飛球線後方数センチ)ですが、アドレス時からバックスイングをして、そして、トップからダウンスイングを始めてインパクトまでの間、地面(ボールの飛球線後方数センチ)と左目との間に張ってある「見えない糸」の距離が変わらなければ、軸(背骨)がブレてないということになりますでしょ。

要は、その糸が弛むことなく、また引っ張られることなく、地面と左目との距離感を変えないのです。

その為だけに私は左目(勿論、右目でも見えていますが、そういう意識です)だけで見つめ続けています。

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そして、貴殿の質問に関してですが、貴殿の言われることも分かりますが、私が述べさせて頂いた表現の意味を理解して頂ければご理解して頂けると思いますが、ボールに当てに行かないことと、軸(背骨)の維持が目的ですので、あまり、神経質にならない方が良いのかなと思います。

なので、ボールの後ろ数センチという位置がドライバーであれば重なってしまうということであれば、ヘッドの直ぐ後ろの地面でも良いのではないでしょうか(笑顔)

本当に長くなりましたが、そんな感じですので、ご自分なりの見つめ続ける位置を決めてみてやってみて下さい。

ではでは、お互い頑張りましょうね~(笑顔)

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