ご質問に対する回答

ストレートを打つには、弓道やアーチェリーのようなイメージが良いのです。

(読者より)
お久しぶりです。
なかなか上達しませんが練習頑張っています。

かなり基本的な事を教えていただきたいのですが、テイクバックの下半身の動きが分かりません。

ネット動画などを見てやってみていたのですが、右のお尻の辺りにかなり痛みがあります。
おそらく間違ったねじりだと思います。

seonpapaさんのテイクバックの下半身はすごくスムーズに見えるのですが、何かコツなどありますでしょうか?
テイクバックは右から左では無いと聞きましたが。。。

お時間のある時で良いのでアドバイスを頂きたいです。泣

(私より)
こんにちは。
お久しぶりです。

たしか7月にコメントを頂いたのが最後でしたよね。
あれから頑張って練習されていたのですね~(笑顔)

そうそう、前回は、「スイングで一番大切な軸(背骨)の回転イメージトレーニング」「バックスイングをした時には、飛球線ラインと左右の方を結ぶラインが直角になること」、そして「ダウンスイングで一番初めに始動する箇所」等についてご説明させて頂きましたが、何となくご理解して頂けたのでしょうか(笑顔)

これらのことは、いきなりは難しいのかもしれませんが、常に意識して、イメージしていくことで本当に変わってきますので、やり続けて下さいね。

さて、ご質問の件ですが、「テークバックの下半身の動きが分からない」については、何が正解なのかは、正直、私も良くは分かりませんが、私なりの見解としてご説明させて頂きますね。

スイングは体重移動はしません。
身体移動をしないのです。

テークバックでは、アドレス~バックスイング~ダウンスイングを行う初めのキッカケですが、私のイメージとしては、身体移動はしないのに、ボールをどのような動力を使って飛ばすのかについて考えますと、バックスイングに伴って、身体(右利きの場合)が左から右に移動するのではなく、身体が右後方回転から左後方回転をするのが正解なのだと思っています。(これはクウォーター理論を取り入れ始めてから、本当に実感しています。)

そして、身体が(右利きの場合)が左から右に移動するのではないので、勢いをつけて、スピードをつけて行うのではなく、身体が右後方回転から左後方回転をするのが正解なのですから、それこそ、弓を引く時のように、ゆっくりと動力を蓄えるようにしながら、トップの位置まで上げていき、そこから一気に放つ(トップの位置から直ぐに左腕の外旋動作を行う)のです。

本当に弓道やアーチェリーのようなイメージが良いと思っています。

「左手」を先方に伸ばして弓を固定して、「右手」で弦を引いて解き放ちますが、その左右の拮抗した関係が大切なことなのです。

プロ野球のピッチャーがボールを投げる時の軸足や踏み足、肩の開きや軸(背骨)の角度等を大切にしているように、何の動作でも同じように身体の左右の関係性を重要としているのです。

ゴルフで言えば、下半身と上半身、右半身と左半身、右腕と左腕等、色々な部位を拮抗させているのです。

そして、私がバックスイングで重要視していることは、下半身と上半身の捻じりですが、スイングの対象となるのは地面にあるボールですので、地面に付いている両足(足裏)で地面を掴んでバックスイングして行くのですが、下半身と上半身を拮抗させるには、下半身がどっしりとしていなくてはいけません。

上半身と同じように安易に右後方回転してしまうのではなく、どっしりとさせておきたいのですから、下半身と上半身を拮抗させるには下半身を止めておく位の動作が必要になってきます。

そして、その為には、右膝の固定が大切なのだと思っています。

なので、バックスイングをする際には、右膝頭が右側に回らないように、逆に左には回りませんが、絞り込んでおく意識が必要です。

この右膝頭がアドレスで構えた位置に留まるくらいであれば、後は、軸(背骨)をブレさせずに両肩を地面に対してレベルに回転させて、そして、フルスイングなら、両肩のラインと飛球線ラインが直角になるまで右後方回転させるだけだと思っています。

とにかく、両足をバタバタさせないことが重要ですね。

そうそう、私の動画で「ストレートボールの打ち方について」というのがありますが、これは左利きの方からイメージ動画が見てみたいとのことで作成したものなのですが、何度も同じスイングをしたものを動画にしたものではありますが、両足の動きやバックスイングをしていくイメージとして、結構、自分でも良いかなと思っている動画です。

もしお時間がございましたら見て下さいね。

とにかく、慌てずにゆったりとした弓を引くようなバックスイングを心掛けて下さい。

練習時に於いては、飛ばそうという意識を無くして、いつもの7割位のゆったりリズムでスイングすることです。

7割と思っていても、何故か普通になってしまいますが、それが、飛ばそうという意識の少ない良いスイングになるのかなと思います。

そんな感じです。
ではでは、お互い頑張りましょうね(笑顔)

(読者より)
seonpapaさん
ご丁寧な説明をしていただいて感謝致します。

弓を引く動作という意識はなかったので早速練習してみようと思います。

右のお尻のくぼみが痛かったのは、多分右から左への体重移動をしていたんでしょうね。。。

で、もっと捻らなければという意識から無理に右股関節あたりに変な力がかかっていたのでしょうか。笑

papaさんの動画もじっくり見させて頂きます!

恥ずかしくないスイングが出来るようになり、YouTubeに動画を上げて、seonpapaさんに見てもらえる様がんばります!

ありがとうございました!

「思うこと」
たかがイメージです。
本当に単なるイメージの違いで、身体は無意識に反応してしまいます。

遠くに物を投げたり、野球のようにボールを打って遠くに飛ばしたりと、何か対象物を遠くに飛ばすには、身体全体を使ってみたいなイメージがありますが、遠くに物を投げる場合は、道具を使わずに投げるのですから、身体が弓のような感じにもなりますので、それはそれで良いのでしょう。

また、野球のようにボールを遠くに打つには道具を使いますが、対象となるボールは止まってはせず勢いをもって向かってきますので、バットという道具を持って打ち返しますので、多少は体重移動をしませんと打ち負けるのかもしれませんが、それでも、軸足に体重が残っておりませんと色々な球を打てませんし飛ばせません。

そして、ゴルフはとなりますが、対象となるボールは地面にあって止まっています。
止まっているボールを道具を使って飛ばしますが、単に打って飛ばせば良いわけではなく、方向性が重要になってきます。

なので、こちらとしても、方向性を重視しながら飛ばすにはなるべく止まったまま打ちたいのです。

でも、止まったままでは打てませんので、身体の色々な関節を支点としてスイングするのです。

止まったままの箇所(部位)と動作する箇所(部位)を明確にして、それを各自の身体に合わせて作り上げていくのが大切なのです。

ここでいう「止まったまま」となる箇所(部位)は、軸(背骨)です。
多少動きはしますが、止まったままという感覚が大切です。
この感覚を大切にしてイメージしてスイングするのです。
そして、その為には、下半身と上半身の動きの違いを理解するようにイメージするのです。

そうそう、改めて思うことですが、単なる表現かもしれませんが、桑田プロの言葉は本当に凄いと思います。
「手打ち(ヘッド打ち)足の裏」 「背中・足」
このイメージで私は救われましたから。

そんなことで、私も何となくではありますが、やっと「手打ち(ヘッド打ち)足の裏」から次の段階である「背中・足」に進んでいます。
ではでは、お互い頑張りましょうね(笑顔)

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機会がありましたら、是非、体験してみて下さいね(笑顔)

 


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